本日の気になる一冊は
『佐藤琢磨 勝利への道 ~インディ500日本人初制覇の日~』
でございます。
佐藤琢磨さんは、19歳までカートに乗っていなかったという異色の経歴をもっております。
F1パイロットであると年齢が一桁のときに乗り始めることが多いといいますので、だいぶ遅いです。
カートを始めるまで、中学では陸上部、高校では自転車部に所属しており、自転車部ではインハイ優勝し早稲田大学に推薦入学で入ります。高校には自転車部が無かったため、自分で創部をするという、やはり一般人とはかけはなれたバイタリティーを持っておられますね。
そこでも全日本大学対抗選手権の自転車競技で2位を獲得しており、自転車の世界でも才能に溢れておりました。
そして、転機が訪れます。ホンダがレーシングスクールを立ち上げたことで、子供のころからの憧れであったモータースポーツの世界に飛び込むことを決意したのです。
そこからは素晴らしい速さを見せ、F1パイロットにまで登りつめました。所属したF1チームが撤退したことにより、活動の場がインディに移りました。
そもそもインディ500とは?というかたもいらっしゃるかとおもいますので、簡単にご説明させていただきます。
世界三大レースの1つとされており、初開催は1911年ですので、100年以上の歴史があります。
今回で101回目の開催で、コース形状はオーバル形状(卵型)という特徴があります。
速度においては、最高速度380km/hとF1より速いです。平均速度は予選で約362km/h、決勝で約354km/hとあり得ない速さで走り続けます。
優勝するとシャンパンファイトではなく牛乳を飲むという…
前置きが長くなり過ぎましたが、本当に快挙だったんです!モータースポーツ界では偉業なんです!日本のニュースだとほぼ取り上げられないですが…びっくりしますよね、この温度差。それは日本メーカーも遠のきますよ。
本書では、そんな快挙の裏側に迫ってくれております。初日からの密着レポートやレース解説。盛り沢山です!
見かけたら是非手に取ってください!
なんだか興奮だけが先走ってしまった、本日の気になる一冊でした。