本日の気になる一冊は
『ブロッケンの悪魔―南アルプス山岳救助隊K-9』樋口明雄さんの作品
でございます。
南アルプスが舞台となる本作。
山岳救助隊ならではのミッションなどが繰り広げられるのでしょうか。
いつかは登ってみたい南アルプス。どんな厳しさを見せてくれるのか。
読み応えがありそうですね。
九月の半ば、山梨県警南アルプス署地域課山岳救助隊は登山シーズンを乗り切り、救助の技術を磨くため訓練の日々を送っていた。救助隊員の星野夏実巡査は、移動中、何度か不審な登山者たちを見かける。無言で苦行僧のように厳めしい顔、ふつうの登山者みたいな恰好をしているが、体格ががっしりしていて隙がなく、プロっぽい眼をしていて――。一方、その頃、総理執務室では総理をはじめ警察関係・内閣関連のトップたちが集まっていた。五日前、さいたま市の自衛隊施設から最強の毒ガス兵器「VXガス」が盗まれたのだ。そしてテロリストからの要求が……。陸の孤島になった北岳で、絶体絶命の闘いが始まる。全編クライマックスのノンストップエンターテインメント。
(引用元:村上春樹事務所)