『太陽の石 〈オーリエラントの魔道師〉』乾石 智子 (著)
でございます。
現在の時点で書籍が絶版になってしまっているので、Kindleか中古かという選択になってしまう本作品。
しあわせについてもう一度考えてしまう一冊です。
●金原瑞人氏推薦――「予想を裏切るが、決して期待を裏切らないエンディング。ぞくぞくするほど魅力的」
コンスル帝国の最北西の村に住むデイスは十六歳、村の外に捨てられていたところを拾われ、両親と姉に慈しまれて育った。ある日父と衝突し、怒りにまかせてゴルツ山に登った彼は、土の中に半分埋まった肩留めを拾う。〈太陽の石〉と呼ばれる鮮緑の宝石。これは自分に属するものだ、一目でデイスは悟る。だが、それが眠れる魔道師を目覚めさせることに……。デビュー作『夜の写本師』で読書界に旋風を起こした著者のシリーズ第三弾。解説=金原瑞人